北陸ダンスフェスティバル6(2022)

概要

6/18(土)
《A》14:30開場/15:00開演 縫原弘子振付出演 一般市民参加型作品
《B》16:30開場/17:00開演 公演①審査により選ばれた新進気鋭のアーティスト公演
《C》18:30開場/19:00開演 公演②北陸にゆかりのあるアーティスト公演

6/19(日)
《D》10:15開場/10:30開演 乗越たかお氏レクチャー(※講師はZoomにより登場します)
【11:45~12:15 金沢市役所前広場にて屋外パフォーマンス/長谷川暢ディレクション】
《E》12:30開場/13:00開演 公演①審査により選ばれた新進気鋭のアーティスト公演(投げ銭チケット導入)
《F》14:30開場/15:00開演 公演②北陸にゆかりのあるアーティスト公演

[会場]
金沢21世紀美術館B1 シアター21

主催 北陸つなげて広げるプロジェクト
助成 (公財)澁谷工業学術文化スポーツ振興財団
​後援 金沢市、(公財)金沢芸術創造財団、北國新聞者、北陸中日新聞、テレビ金沢、エフエム石川

記事掲載

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動画

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ゆらぐ

「ゆらぐ」
振付/出演 染谷樹
[作品コンセプト]
本作は、靴の上に現れる透明人間とのコミュニケーションを描く。足音や歩く速度、歩幅など、我々は日常生活において足元から多くの情報を得て暮らしている。 そのため足元で生活を共にする靴は、その挙動により履く人物の性格や姿を想像させる特異な力を持っている。本作ではその性質を利用し、靴を操作し人間の歩く・座る といった動作を再現させることで、観客の視界に架空の人間を浮かび上がらせる。しかし、もし靴の動きが人間の挙動を超えるとき、観客には何が見えるのだろうか。 躍動する身体か、ただの物か、全く別の情景か。靴から、人間の想像の限界と可能性を探る。
[染谷樹 プロフィール]
1993年生まれ。香港雜耍盃個人部門3位、DMOC(マレーシア)ジャグリング部門優勝など国内外ジャグリングコンペティションで活躍。2017年アジア最大級のサーカスフェスティバル Future Circus Lab.(台湾)出演。現在は「ジャグリング的アプローチからあらゆる物とコミュニケーションを行う」を掲げ、現代サーカス公演やダンス公演など様々な場で日用品を扱う舞台作品を発表。 靴を題材としたカンパニー「架空カンパニーあしもと」主宰。

view complex

「view complex」
振付/出演 岡田結実×鈴木万理華
[作品コンセプト]
見る視点が違ければ、当然見ているモノも違う。自分の短所は他者から見ると長所になり得るかもしれない。逆もまた然り。異なる視点、異なるサイズから発せられる 言葉から自分を受け入れ、相手を受け入れる。身長差20.5cmを活かした、人間ストーリーのような「そうではないような」作品です。
[プロフィール]
日本大学藝術学部演劇学科4年の2名。在籍中はそれぞれ、自作品を発表する。身長も性格も真逆の我々だが、何故か気が合う。岡田結実:5歳よりYuno Balletにてクラシックバレエを藤井由乃 に師事。コンテンポラリーダンスを池上直子に師事。最近では演劇・ダンス公演の制作にも携わる。 鈴木万理華:大学からコンテンポラリーダンスを始め虜になる。さいたまダンスラボラトリにて湯浅永麻、小尻健太、Daniel Linehanに師事。MVやCMなど活動の幅を広げると共に舞踏などにも 取り組む。ベルギーを代表するコンテンポラリーダンス学校P.A.R.T.Sに秋から入学。

Concursio」出会う前に戻れぬ骨は誰が骨か

「Concursio」出会う前に戻れぬ骨は誰が骨か
振付/出演 伊邪那美(振付:岩本大紀 出演:高岡沙綾、渡邉茜)
[作品コンセプト]
元来、日本において女性は神格化されることが多かった。天照大神、伊邪那美、櫛名田比売など聖域の中にいる存在や海など自然の一部として。現代はどうだろうか。 美化され過ぎた女性像を男が作り上げ渇望し、世界の中心は男であるように個を別化している。伊邪那美のような狂気も醜悪さも当たり前のように彼女たちの中にはある というのに。私はアダムとイヴが果実を食す前の動物的人間の存在や関係性まで世界が戻れたらと願ってやまない。
[伊邪那美プロフィール]
神秘的かつ動物的に女性が地球に存在する。またそれは生まれた姿に戻る。これらを作品の軸に国内外で活躍する舞踏集団 山海塾の岩本大紀が振付・デザインを行う女性舞踏カンパニー。美しさや可憐さのみ ならず醜さや強さなど、人間の価値観を押し付けられた女性像を壊し『原初の女性』を追究する。伊邪那美とは日本開闢の神、伊邪那岐の妻であり火之迦具土を産み焼け爛れ醜くなった黄泉の女神の名である。

Own Own

「Own Own」
振付 Null  出演 岡田 玲奈、黒田 勇 美術 : okada.
[作品コンセプト]
〈狼狽〉という言葉の語源には、互いに欠点があり、それを支え合いながら常に行動を共にする狼(ろう)と狽(ばい)の関係が存在している。私たちはこの2体の関係性に 着目し、想像してみた。「支え合う」は一見すると思いやりのある暖かい印象だが、例えばどちらかに欠点が無かったら常に行動を共にするのか。利害関係が成立していない 支え合いなんてないはず。見えないだけで、自分自身の欲は必ず存在する。支え合う関係。結局は自分と自分。己の欲を満たす為に他を支える。これは私たち人間の関係性にも言える事。
[Null プロフィール]
2019年に結成されたダンスグループ。各々の身体から生まれるムーブメントの融合によって創り出される振付を元に、あらゆるテーマに対してゼロからの視点で捉え、かえりみることで新たな可能性を 導き出すことにこだわりを持って作品創作に臨む。メンバーの岡田玲奈が石川県能美市出身であることから、北陸ダンスフェスティバルVol.4より引き続きの参加。

透明なガラスのコップ

「透明なガラスのコップ」
振付/出演 上村 なおか
[作品コンセプト]
以前何かのインタビューでフランスの女優 ジュリエット・ビノシュが、 「撮影現場に入る時には自分は“透明なガラスのコップ”になるようにしている」と言っていたのを読んだ。なんだかやけに印象に残った。カラダについてあれこれとやって いるうちに、ダンスにおいてのカラダも“透明なガラスのコップ”なのではないかと思い、もしかして人は誰でも生まれた時には“透明なガラスのコップ”を携えていて、 そこに入れるもの、響くものによってカラダも世界が変わるのではないかと考えている。
[上村 なおかプロフィール]
金沢市生まれ。木佐貫邦子にダンスを、笠井叡にダンスとオイリュトミーを師事。「ひとつの身体」の可能性を探るべく’95年より自作ソロダンスを開始。’16年より、言葉とカラダのシリーズ「Life」 始動。「身体の発見と冒険」をキーワードにワークショップや協働も積極的に行う。<笠井瑞丈×上村なおか>としても「世代間の対話」「ダンスを通した交流・交感」を目的とした企画を継続的に行なっている。桜美林大学芸術文化学群講師。

ぺトリューシュカから着想を得た日常Log

「ぺトリューシュカから着想を得た日常Log」
振付/出演 上村 なおか
[作品コンセプト]
自分の意思ではない、何かからの影響を受けて行動が制限されてしまうことが、まるで人形のように操られているようだ。私は意思や感情を持っていたんだっけ。それが非日常 から日常に変わった、それが普通だったと思わせるくらいに。そんな状態をLog:記録しました、ストラヴィンスキー作曲:ペトリューシュカの残酷な運命を思いながら。
[プロフィール]
村田勇人:ダンサー/コンタクトインプロヴァイザー。主にコンテンポラリーダンスやコンタクトインプロヴィゼーション(CI)を中心に国内外の様々なプログラムや舞台に参加、出演する。 講師としてもフロアワークやCI等のレッスン、ワークショップを多数行う。6月より拠点を名古屋から金沢に移し、心機一転スタートする 宝栄美希:北陸つなげて広げるプロジェクト代表。ダンサー/振付家/能美市観光大使 石川県出身。幼少よりモダンバレエを習う。日本女子体育大学卒業後、(英)ラバンセンターに留学。帰国後は 東京に拠点を置き活動。国内外の振付家コンペティションで数々の受賞を納める。その後北陸新幹線開通を機に北陸でダンスフェスティバル事業を立ち上げ、2016年にUターン。石川県に拠点を置き ながらも国内外で活動し、アウトリーチ・CMや舞台の振付出演、次世代を担う子どもの指導など、精力的に活動している。

I’m here

「I’m here」
振付/演出 縫原弘子
出演  青木雅明、あおきまさこ、市川幸子、伊藤宏美、おかもとかつこ、かじなおこ、香奈照、菊玉益也子、桑水流彩子、支那金魚、髙木きよう子, トミタユウリ、鳴瀬碧、西原智美、堀朋子、三反崎康子、柳浦芳恵、山本恵美、縫原弘子
音楽協力 香川裕史、木村大志
[作品コンセプト]
世界中どこだって、笑いあり涙あり、みんなそれぞれ助けあう、小さな世界。世界中誰だって、ほほえめば仲良しさ、みんな輪になり手をつなごう、小さな世界。 世界は せまい、世界はおなじ、世界はまるい、ただひとつ。 ………「It’s a small world 」より 世界各地で兵器を使用した争いが行われている。 独裁者がはびこり、武器を持たない市民が一瞬にして殺されていく。 どんな気持ちで亡くなったのだろう。どんな生活を していたのだろう。 理不尽にも殺されてしまった方達の代弁が少しでも出来たらいいな・・・と作品を作り始めました。死んでも死にきれない、魂はまだ生きている・・・ そんな思いからタイトルは過去形にはしませんでした。
[縫原弘子 プロフィール]
福井市出身、東京在住。3歳より坪田律子にクラシックバレエを習う。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業。上京後「スターダンサーズバレエ団」を経て1995~2001年「Pappa TARAHUMARA (パパ・タラフマラ)」に参加。退団後も多くの海外公演に出演、演出助手も務める。 2013年より福井で「NUIコンテンポラリーダンスサークル」の活動開始。ダンサー、振付他、「NUI DANCE CLASS」を主宰。ダンスの育成活動も手がける。

屋外パフォーマンス​あなたてわたし

屋外パフォーマンス​「あなたてわたし」
場所:金沢市役所前広場
出演: 長谷川暢 上野賢治 ジャンベクラブ 公演①②出演者

また公演中の様子は写真でも確認いただけます。

公演中の写真はこちらから

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