北陸をつなげて広げるプロジェクト

■北陸つなげて広げるプロジェクトとは
2015 年北陸新幹線の開通を機に、石川県出身のダンサー券振付家である宝栄美希が代表となり設立した団体です。
アーティストと一般市民が主体となって事業の企画・運営を行っています。
北陸地方の芸術文化の振興のため、舞台芸術やダンス・身体表現に特化した公演・イベントを開催しています。
中でも特にコンテンポラリーダンスの普及に努めています。
一般の人々にコンテンポラリーダンスを知り、体験してもらう機会を少しでも多くするため、また北陸に新たな表現する場を生み出す為に活動しています。
2015年より９年間継続してダンスフェスティバルを開催し、コンテンポラリーダンスで全国と北陸を”つなぐ”活動を行なってきた。
事業を通して計100組以上のアーティストが北陸・石川県を訪れ、アーティスト同士および市民とアーティストのつながりが生まれ、芸術文化の発展と北陸地方の地域振興に貢献して来ました。
2024年より事業の形態をArtist In Residence(アーティストインレジデンス)に変え、新たな形で課題解決に取り組んでいます。

• 2015年発足 Ishikawa Dance Festival 企画・主催
• 2016年 HOKURIKU DANCE FESTIVAL Ⅰ 企画・主催
• 2017年 HOKURIKU DANCE FESTIVAL Ⅱ 企画・主催
• 2018年 HOKURIKU DANCE FESTIVAL Ⅲ 企画・主催
• 2019年 HOKURIKU DANCE FESTIVAL ~extra edition~ 企画・主催
• かなざわリージョナルシアター2019”げきみる”参加/市民参加型作品上演
  まるびぃ Art-Complex 参加/市民参加型WSパフォーマンス開催
• 2020年 北陸ダンスフェスティバル vol.4 企画・主催[オンライン開催]
• かなざわリージョナルシアター2020″げきみる”参加/市民参加型作品上演
  まるびぃ Art-Complex 参加/市民参加型WSパフォーマンス開催
• 2021年 北陸ダンスフェスティバル vol.5 企画・主催
  まるびぃ Art-Complex 参加/市民参加型WSパフォーマンス開催
• 2022年 北陸ダンスフェスティバル vol.6企画・主催
  オドルタカラバコVol.4 出演/オンラインWS開催
• 2023年 北陸ダンスフェスティバル DX 企画・主催
• 2024年 北陸Regionダンスフェスティバル 2024 企画・主催

[資料]
かなざわリージョナルシアター2019”げきみる
https://www.geimura.com/drama/gekimiru2019prompt/
かなざわリージョナルシアター2020″げきみる”
https://www.geimura.com/drama/gekimiru2020/
オドルタカラバコ webサイト団体紹介ページ
https://odoru-takarabako.jimdosite.com/participants/北海道・東北・北陸/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■北陸つなげて広げるプロジェクトの取り組み

(コンテンポラリーダンス及びアート・アーティストが市民にとってより身近になるための取り組み)

「輪踊り」の開催
ダンスフェスティバル初回(Ishikawa Dance Festival)より、”誰でも参加できて楽しめる”市民参加型の取り組みとして、日本人が慣れ親しんできた「輪踊り」をプログラムに取り入れています。
ダンサーでありミュージシャンでもある長谷川暢さん作詞・作曲による、当事業オリジナル輪踊り『踊ろよ音頭』を屋外にて実施し、観客やその場に居合わせた観光客を交えて「輪踊り」を実施してきました。
また同じく、長谷川暢さん作詞・作曲による、北陸地方の観光名所を身体を使って表現し、地元の人々も観光客も楽しめる『北陸三県名所音頭』も加わり、その場に居合わせたすべての人々が「輪踊り」を通して文化と身体表現による交流を楽しめる取り組みとなりました。

「市民参加型作品」の上演
コンテンポラリーダンスには”誰でもできる”という特徴があります。
見るだけでなく「クリエーションに参加し実際に舞台に立つ」ことで、コンテンポラリーダンスの良さを直に人々に伝えるため、北陸ダンスフェスティバルのプログラムとして実施し、公演も行ってきました。

• HOKURIKU DANCE FESTIVAL Ⅲ「またあしたのひとりごと」振付：宝栄美希
• かなざわリージョナルシアター2019”げきみる”「ポットワンダーワールド」振付：宝栄美希
• かなざわリージョナルシアター2020”げきみる”「マジックマッシュルーム」振付：宝栄美希
• 北陸ダンスフェスティバル vol.6「」振付：縫原弘子
• 北陸ダンスフェスティバル DX「」振付：上村なおか

「投げ銭チケット」システムの実施
北陸ダンスフェスティバルオリジナルのシステム「投げ銭チケット」はデポジット式の投げ銭システムです。
観客はチケットに付属されている「投げ銭チケット」を好きなアーティストに投票することで投げ銭を贈り、アーティストが観客から直接対価を受け取る事ができる仕組みです。
北陸ダンスフェスティバル vol.5から導入している「投げ銭チケット」は観客からも好評で、投げ銭チケットの追加購入の質問も受けており、またチケットの投票をせずに帰る観客もおらず、作品を自分の価値観で評価する事に置いて観客が意欲的に取り組んでくれていました。

宝 栄 美 希

MIKI HOEI PROFILE

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ダンサー・振付家。1986年石川生まれ。
北陸つなげて広げるプロジェクト代表/北陸ダンスフェスティバル芸術監督/能美市観光大使/CI部長
地元石川県で２歳よりモダンバレエを習う。
2008年日本女子体育大学にて舞踊学を修了。体育教員免許取得。
卒業後一年間国内外でフリーのダンサーとして活動し、その後Laban Center(英)に留学。
帰国後は東京に拠点を置き、Yokohama Dance Collection を始めとする国内外のコンペティションにおいて受賞するなど、ダンサー・振付家として全国・海外で精力的に活動。またダンスグループCI部を主催し、全国各地で公演やワークショップなどを開催する。
2014年文化庁新進芸術家海外研修制度短気研修員としてポルトガルで作品 上演・ワークショップ講師を務める。
ポルトガルでの経験に影響を受け、2015年に北陸つなげて広げるプロジェクトを立ち上げIshikawa Dance Festivalを企画主催。以降継続してダンスフェスティバルを開催し、芸術監督を務める。
また北陸ダンスフェスティバルに注力することを決意し、2016年春に拠点を東京から石川県に移す。 以降石川県にて子どものダンスクラス指導やヨガ講師、健康体操指導者としてフリーで指導を行いながら、全国・海外での活動も続け、アウトリーチ・CMの振付出演など、多方面で活躍。
2018年「GAP FREE」を提唱し活動を開始。年齢・性別・障がいの有無に関わらず、ステージ上では全ての人が対等な立場となり出演者みんなで助け合いながら舞台を作る取り組み『GAP FREEパフォーマンス』を行う。以降、福井県・富山県で障がい者対象のワークショップ講師として度々招聘される。
2023年より再び東京に拠点を移す。

●2007年
ソロでヨーロッパツアー出演(「Japan Dance Festival」フランス・イタリア)
ダンサーとして東欧ツアー参加出演（ダンスカンパニーNomado~’s 東欧ツアー)

●2008年
年横浜ソロ×デュオコンペティションにて受賞
MASDANZA13(スペイン)にて受賞

●2009〜2010年イギリス留学(ベルギー・ドイツ・イギリスで公演出演)

●2009年
アーツチャレンジin愛知にて受賞
福岡フリンジフェスティバルに選抜出演

●2010年
福岡フリンジフェスティバルに選抜出演

●2011年
ダンスが見たい！11にて受賞作ノミネート

●2012年
横浜ダンスコレクション受賞者公演出演

●2014年
文化庁新進芸術家海外研修制度ポルトガル派遣

●2015年
北陸つなげて広げるプロジェクトを立ち上げIshikawa Dance Festivalを企画主催

●2016年
Uターン、以降毎年ダンスフェスティバルを開催
能美市URLTRAART参加

●2017年
WDS(World Stage Design )にて作品「KageMai」が台湾へ招聘され上演

●2017年
イギリスにて国際舞台会議参加

●2018年
「GAP FREE」を提唱し、通り組みを開始。
あおぞら薬局CM振付

●2019年
横浜ダンスコレクション・コンペティションⅠ出演
ダイヤWebCM振付出演

●2020年

●2021年
ソロ公演企画・主催(金沢21世紀美術館シアター21)

●2022年
泉鏡花文学賞制定50周年記念 泉鏡花記念金沢戯曲大賞公演「水向茶碗」に俳優として出演
第23回全国障害者芸術プレ事業として「GAP FREE」作品制作実施・上演

●2023年
第38回国民文化祭、第23回全国障害者芸術・文化祭(いしかわ百万石文化祭2023)にて事業を企画・主催(「GAP FREE」単独公演、「北陸ダンスフェスティバルDX」)
東京都へ拠点を移す

※いしかわ動物園ナイトズーでの作品上演や、地元お祭りへの出演、障がいのある方々への振付活動も継続して行っている。